京都大学大学院教育支援機構

Kyoto University Division of Graduate Studies

博士後期課程学生対象 支援制度 Support for Doctoral Students

最新の募集要項、ガイドブック、FAQ、採用者一覧等は
こちらをご覧ください。

趣旨

大学院をめぐっては、優秀で意欲ある学生の博士後期課程等への進学を促進することが何よりも重要な課題となっており、この課題を解決するためには、学生に対する経済支援を拡充すること、将来のキャリアパスを明確化するとともに、そこに繋げるためのキャリア形成に資する教育機会や支援が提供されていることが不可欠です。

大学院教育支援機構SPRINGプログラム

国立研究開発法人科学技術振興機構が実施する次世代研究者挑戦的研究プログラムの採択を受け、京都大学大学院教育支援機構SPRINGプログラム(以下「機構SPRINGプログラム」)の一環として、研究科や研究室など既存の枠組みを越えて優秀な博士後期課程等学生を選抜し、研究奨励費等を支給します。

参考サイト

JST・国立研究開発法人科学技術振興機構次世代研究者挑戦的研究プログラム
https://www.jst.go.jp/jisedai/index.html

対象分野

機構SPRINGプログラムの分野

人文・社会/情報・AI/量子/マテリアル/健康・医療・生命/環境・エネルギー・複合
所属する研究科や専攻に関わらず、すべての分野に出願できます。

選択できる分野は、一つです。

各分野の詳細は各分野のウェブサイトをご覧ください。

進学前採用枠と通常枠

京都大学にとっての最大のミッションは、優れた研究者を養成して、次世代の我が国の研究教育をリードする人材を輩出することですが、一方でその候補者である最優秀層の学生が博士後期課程に進学せず、修士課程修了時点で流出することは大きな課題です。したがって、経済的な不安を解消しつつ博士後期課程への進学を促すために、修士課程の早い段階で経済支援を保証すること、そもそも優秀な学生を修士課程へと進学させることが重要です。そこで、「進学前採用枠」を設けて、本学修士課程の様々な分野に属し、将来の日本、あるいは世界を牽引する研究者となり得る「10年に1人の逸材」に対して、早期に経済的支援を保証することにより、博士後期課程への進学を促進し、進学後に就学・研究に専念させて確実に研究者等として育成することを目指します。

機構SPRINGプログラムは、最優秀層の学生が従前採択されてきた日本学術振興会特別研究員制度と合わせて、博士後期課程学生の支援拡充策として一体的な運用を行います。「進学前採用枠」で採用する研究者志向の学生に対しても、特別研究員への申請を促し、採択された場合は次に示す「通常枠」に当該枠を還元することで、さらに広範な学生支援に繋げます。

特別研究員DCに匹敵する優秀な学生に対しては「通常枠」として支援を行い、研究者としてだけではなく、産業界はじめ社会のあらゆる分野を牽引する人材を育成します。