京都大学大学院教育支援機構

キャリア支援202311.30

(1/16開催)L-INSIGHTキャリアプログラム”若手研究者がデータで解析する人間と個性——遺伝、教育、AI、脳、研究の社会的評価”

大学院教育支援機構は、「世界視力を備えた 次世代トップ研究者育成プログラム」とともに、下記のイベントを開催いたします。 大学院生の皆様、ぜひ積極的にご参加ください!

Introduction
国際的に解決すべき課題が次々に顕在化する現在、学術と国際社会を接続する視点から研究テーマやキャリアを考える若手研究者も少なくないでしょう。本シリーズでは、世界で活動する若手研究者が、自らの経験から得られた今日的な視点を一つのケースとして提示し、全体と個、競争と共存のバランスを取りながらキャリアと研究課題をいかに戦略的に展望するのかを参加者と共に考えます。シリーズ第3回となる今回は、4人の登壇者と研究と社会の相互作用を考えます。学際的な研究——行動遺伝学を取り入れた教育心理学、AIと脳活動の共通的な理解——に取り組む若手二人は、学術的・社会的に新しい分野が直面する課題について話します。また、研究の創造性やインパクトと政策や社会との結びつきを専門家二人が説明します。データサイエンスが世界的に浸透する一方で、研究環境や社会実装のあり方は文化圏によって異なります。社会との関係を意識しながら研究を遂行するための観点を探ります。

詳細
https://www.l-insight.kyoto-u.ac.jp/event/20240116/

Information
日時:2024年1月16日(火) 第1部 13:00−15:30|第2部 15:40−16:45 (軽食付きのネットワーキング)
会場:京都大学百周年時計台記念館2F国際交流ホール III
参加対象者:大学院生、PD、研究者、URA等研究支援担当者
形式:会場(グループディスカッションができます)+配信
言語:日本語・英語(同時通訳あり)参加費:無料
申し込み:https://forms.gle/Rd2oaeAoaCdquwCi6【〆切 2024年1月15日(月)正午】
申込多数の場合は参加人数を調整する可能性があります。
主催:世界視力を備えた 次世代トップ研究者育成プログラム、京都大学大学院教育支援機構
共催:白眉センター、京都大学学術研究展開センター、京都大学欧州拠点

お問い合わせ京都大学 L-INSIGHT事務室 : admin-l-insight@mail2.adm.kyoto-u.ac.jp

登壇者紹介

時任宣博[京都大学理事・副学長(研究・評価担当)]
開会の言葉
〈第1部〉シンポジウム石川冬木[次世代研究創成ユニット長、プログラムマネージャー/京都大学学術研究展開センター長/京都大学副学長]
「研究の社会的インパクトとインナーサークルについて」
● 若手研究者によるケーススタディ
髙橋雄介[京都大学大学院教育学研究科/L-INSIGHTフェロー]
「教育心理学・行動遺伝学に社会的インパクトはあるのか?」
省庁・地方自治体との協業における心理学データの活用の視点から

高木優[大阪大学大学院生命機能研究科 知覚・認知神経科学研究室/情報通信研究機構(NICT)脳情報通信融合研究センター(CiNet)]
「異分野横断研究をどのように行うか——神経科学と人工知能の融合研究を題材に」
脳とAI研究の社会的受容の変化・進化の視点から

● 専門家による研究のトピックとインパクトの分析
デーヴィズ・ブツ・ピーダスン[オールボー大学コミュニケーション・心理学科 人間中心科学・デジタル技術セクション]
「効果的な社会的・政策的インパクトのための科学コミュニケーション」
効果的な社会的インパクトのために産業、社会、政策のステークホルダーに研究をどう伝えるかの視点から

浅谷公威[東京大学大学院工学系研究科 技術経営戦略学専攻]
「学術書誌情報解析による研究トピックの国際的な時間差の観察」
科学と政策やソーシャルメディアの関係についての最新の研究成果

● 全体ディスカッションモデレーター
鈴木雄太[科学技術振興機構(JST)/京都大学物質-細胞統合システム拠点(iCeMS)]

〈第2部〉ネットワーキング
平島崇男[京都大学大学院教育支援機構長/京都大学副学長]
ご挨拶

●グループ・ファシリテーター
金秀玹[京都大学大学院文学研究科]
畑美由紀[京都大学大学院農学研究科]
笹川創平[京都大学大学院生命科学研究科]
张国庆[京都大学大学院情報学研究科]
アナ・ベレン・バレラ・アギーレ[京都大学ヒト行動進化研究センター]
サミュエル・マシュー・ギラオ・ドゥムラオ[京都大学大学院エネルギー研究科]